社長あいさつ



「株式会社ニオ」は品質管理、工程検査業務に関するシステムに 限定したソフトウェア開発専門の企業としてスタートし、もうす ぐ20年を迎えようとしております。会社設立当初よりお客様から 様々なご要望やご意見などの情報と現場作業に関する問題点につ いて具体的なご指導を頂き、改善を重ね、統計的工程管理(SPC) 機能を組み込みVer6に進化することが出来ました。また、グロー バル化の中、海外でもご活用頂き、中国や韓国、タイ、マレーシア など英語や現地語運用を可能と致しました。今後も最先端のシステ ムより「現場で使える」システムを最優先の目標として、これから もお客様のお役に立てる企業として最善を尽くし、「誠実、誠意」を モットーとしシステム開発の継続と人材育成に邁進して参ります。





1985年10月 日刊工業主催 パソコンソフトコンテストにて最優秀賞を受賞
インダストリー部門 最優秀賞 副賞100万円
「製品検査システム標準パッケージ」
使用言語=BASIC、使用マシン=富士通 FACOM9450Ⅱ、メモリ=512KB、OS=APCSⅢ。

プログラムの概要

製造業の品質検査、品質管理、製品検査業務用で日次、月次処理に対応している。 またマルチジョブとして市販のデジタル計測器から通信でデータを常時取り込める。

最大の特徴は、市販のノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージなどのデジタル測定器からのデータを パソコンと直結してマルチジョブを行っている点。フォアグランドと、バックグラウンドの作業は共通 ファイルとして利用できるため、測定データの解析は入力操作なしで行え、そのまま統計資料作成が行える。

処理は日次と3カ月から6か月の月次処理に対応、登録部品数は三千種、測定データ数は20万データに上る。 デジタル測定器類との接続にはパソコン側のRS232Cインタフェースと接続する専用の通信制御装置、 測定器インタフェースも開発、最大9台を接続できる。操作は会話型で行えるように工夫されていて、メニュー 選択、ファンクションキーの選択が中心。

また、各操作の段階で操作ガイダンスが表示され、エラーメッセージも優れている。品質管理用の出力としては 指定条件で抽出したデータによる度数分布表、平均・範囲管理図のほか、製品規格の登録、測定データ収集、 測定情報の予約なども行える。

このシステムの開発で、測定データの手作業による入力が不要となり、またそのデータを生かした解析・統計資料 作成が素早く、簡単に行えるほか、従来、目で行っていた測定データの読み取りや転記ミスがなくなり、 測定精度も格段に向上した。パッケージソフトとしての完成度、操作性への配慮などのほか、品質管理、製品検査といった 地味だが、重要な現場からの発想から生まれたソフトとして評価された。

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月刊誌 自動化技術 にて
「品質管理のネットワークシステムとその適用例」発表


1. 開発背景と経緯
1983年前後からノギスやマイクロメータなどの小型の測定工具のディジタル化が始まり、その後、大型の工具顕微鏡、投 影機、硬度計や電子天秤なども順調にディジタル化が進み、10年近くを経て現在ではほとんどの測定機、試験機がディ ジタル化され測定値の外部出力が容易に行えるようになった。 そこで、そのディジタル信号を市販のパソコンに入力が可能となり、 今まで「測定→読取→合否判定→転記→電卓計算→計算結果の転記→総合判定→検査表への清書」のような手順で行っていた手作業が、 「測定→測定値出力操作」により合否判断から計算、計算結果の転記、総合判定、検査表への清書(印刷)までの一連の作業をパソコ ンのデータ処理システムとして構築し、品質管理システム「QCブレーン」を1988年に開発した。

その後、パソコンのスタンドアロン(単体)システムとしての納入稼働を順調に増やし、1ユーザーで複数のQCブレーンが稼働するようになり 検査規格や検査データを統一管理する必要が生じ、当初はRS232Cマルチプレクサ(分配器)でのファイル転送形のネットワークにて対応、次に MS-DOSでサポートされたファイル、プリンタ共有形のネットワークMS-NETWORKSのLANシステムが好評を得ているが、最近 のパソコンの高速化、ディスクの大容量化、ネットワーク端末数の増加などシステム規模が大きくなり、データ処理の応答時間が悪く、障害発生時の システム信頼性に不安があるなど、問題点が指摘されている中、昨年、本格的サーバ、クライアント形の大規模ネットワークが可能なNetWare日本語版が 発表され、パソコンでの本格的なネットワーク(LAN)が構築できる環境が整った。

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2. 特長
LAN構築による一般的な特長は、次の6つがあげられる。
①プログラムの開発や変更が総合的に管理できる。
②それぞれのパソコンでの入力データが共有できる。
③サーバでデータを一元管理でき、有効活用できる。
④高価なハードディスクやプリンタが共有できる。
⑤システムの機能向上や機器増設が容易にできる。
⑥システムの信頼性を向上でき、安心して運用できる。


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3. 構成例
サーバに東芝製のJ3100ZX、クライアントにはJ3100SXダイナブックを5台設置した場合の機器構成例と運用例。
サーバとしてプロセッサにi486(33MHz)とメモリに8Mバイト、485Mバイトの内蔵ハードディスク2台により ディスクミラーリング対応の構成とし、処理速度と大容量、信頼性を確保した構成とした。
クライアントはプロセッサi386SX(16MHz)とメモリに2Mバイト(うち1.4MバイトRAM含む)によるハードRAMによる 自動起動、省スペースの機種とし作業者に負担となるフロッピーのハンドリングや立ち上げ時のキーボード操作をなくした LANケーブルは工事が比較的容易な10BASE-2(ThinEternet)とした。

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4. 測定器インターフェイスの構成
ノギス、マイクロメータなどはミツトヨ製のデジマチック出力測定器とし、QCブレーン標準インターフェイスにてパソコン と接続し、投影機と工具顕微鏡はトプコン製のディジタルカウンタBCD信号出力タイプとSR232C信号出力タイプとし「PQC6100」 インターフェイスボックスにて標準インターフェイス経由でパソコンと接続する。
このインターフェイス類は測定機器の出力ボタンや添付フットスイッチにて簡単にデータ入力が行える。

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5. システム概要と運用例
①検査作業の測定データ入力
工場内の中間工程での工程検査の測定データは、工場内の現場検査室のクライアント端末で出荷時の出荷検査の測定データ は出荷の検査室や品質管理室の端末で測定し、サーバへのデータ保存ができるので、検査対象物の移動を比較的少なくできる。 また、外注品の受け入れ工程での受け入れ検査の測定データも、受け入れ検査場所の端末から直接入力が可能である。
②出荷用の成績表などの出力
検査室や品質管理室などに設置した端末で、検査の終了した検査ロットの検査データを選択し、成績表の出力指示を行うことにより サーバのプリンタに検査表が作成できる。
③現場での検査データの参照 工場内の現場検査室などに設置した端末で、参照したい製品のコードや検査ロットの情報を入力することにより、サーバに保 存されている測定データを検索し、各検査項目(測定部位)毎のヒストグラム(度数分布表)や各種の管理図を表示させることができる。 これにより、複数ロット間の傾向が検査終了時点でリアルタイムで確認でき、金型や機械の調整などに必要な情報が容易に得られ、 不良品の発生を防ぎやすくなる。